ガーデニング初心者にとって難しいのが、肥料やりのタイミング。でもね、こう覚えると結構簡単。成長期に元気にグングン育つだけの肥料があれば良いんです。だから、肥料をあげるタイミングを知りたければ、その植物が成長する時期を知れば良い。
大抵春〜秋にかけて、気温の高い時期に根っこも成長するから、この季節に効くようにやると良い。でもね、例えば冬でも暖かい室内で観葉植物を育てていたとして、十分成長するくらいの暖かい温度をキープして、植物も成長を続けたり、花を咲かせているようだったらやっぱり肥料があったほうが良いよね。
一番よくないのが、とりあえず肥料をやっておこうって言う考え方。なんか元気がないなあ。葉っぱが黄色くなってきたら、もしかして肥料が足りない?たっぷり肥料をやっておこう。これは一番ダメなパターン。
こう言うときは葉っぱが黄色になっている理由を探るところから始めよう。
葉っぱの裏や茎に変な白いつぶつぶや、白い粉のようなものがくっついていない?もしくは土がグジュグジュで、土が腐ったような匂いになっている?元気だけど、枝の下の方の日の当たりにくい部分の葉っぱが変色している?
虫や害虫が原因だったら、できるだけ早くその葉を取り除く。風通しが悪く空気の流れのないような環境にあると、病害虫がつきやすいから、置き場を変えて、汚い葉っぱを取り除いてあげると良いかも知れない。
水のあげすぎで調子が悪い場合、土が腐ったような匂いをしていたりカビたりしていたら、新しい土に植え替える方法もある。普段の水やりの時に、受け皿にたまったままの水がないかなども調べよう。
逆に水が足りなくて萎れているようだったら、たっぷりの水をバケツにくんで鉢ごとドボンとつけてあげよう。
基本的に元気で下の方についている葉が黄色く枯れてくるのは、単に生理現象ってこともある。
もちろん、ずばり肥料不足ってこともある。その場合は、茎が細く葉も小さくなったり、緑色がなんとなく薄くなる。
良く分からないし、元気がないからとりあえず肥料をやってみたとしよう。正直な所、その植物はその肥料を吸ってくれない。ほら、病気や調子の悪い時に山盛りのカツ丼出されても困るでしょう?そう言う事。
思い返せば、我が家の主人。私が病気になった時に心配して買ってきてくれたのが、スパイスたっぷりのインドカレーだったのを思い出した。スパイスが体に良いからって思ったそうだ。インドカレー大好きだけど、でも私的には、その時にはおかゆが食べたかった、、、、。それはさておき。
肥料は特効薬でもなんでもないってことをまずは頭に入れておこう。
肥料って?
肥料と一言に言っても色々ある。有機肥料、何か聞いたことはある。化成肥料、これも聞いたことある。有機成分配合の化成肥料、なんのこっちゃ??
簡単に言うと、化成肥料は無機質の原料を化学的に合成していて、即効性がある。有機肥料は自然素材を発酵させたもので、植物が肥料分を吸収できるようになるまでに少し時間がかかる。
だから肥料によっては、秋ギリギリで肥料を施した場合、効かせたくない冬に肥料が効き始めてしまう事もあるかも知れない。だからその肥料がどの程度の期間効くのかを確認した上で、晩秋には肥料が切れるようにしたかったら、逆算して夏の終わりに施して今年は終わり。と言う判断をしなければならない。肥料の効く期間は大抵その袋の裏の情報欄に書いてある。
だから、我が家の観葉植物たちは即効性の液肥を成長期にあげると言う管理をしている。そのほうが私にとっては管理がしやすいんだな。
冬だけじゃない!?
じゃあ、気温の高い春〜秋にかけて肥料をやり続ければ良いの?と思うかも知れない。
でもね、日本の蒸し暑く気温の高すぎる夏。この時期も猛烈な暑さに耐えている時期だったりする。だから真夏に、その植物が花を咲かせるのを少し止めたりする場合は、肥料は控えたほうが良いよね。暑さが落ち着いてきた頃にまた肥料を施すと、秋ぐちにググーっと良い感じ成長してくれたりする。
でも室内で管理している観葉植物だったら、真夏の耐える時期を意識しなくても良いかも知れない。だから、その植物の性質や、それが今どんな状況かに応じて対応してあげるのが一番良い。
元気がないから肥料ではなく、健全な状態だからこそ肥料でさらにパワーアップ!って感じかな?
あと、肥料を施す際に大事な事、量は必ず守ろう。あげすぎたからって良いことはない。逆に枯れてしまうこともある。一気に肥料をあげたせいで虫を呼びやすくなってしまうって事もあるしね。
ほら、いくら美味しくても食べすぎたらやっぱり気持ち悪くなるでしょ?カツ丼10杯とか・・・。