先日友人のFacebookでエシカル ってキーワードを見つけました。
サスティナブル(持続可能)な生活をできる所から実践し始めた私にとって、エシカル って!?聞いたことあるけど、サスティナブルと何が違うの?ということで、私なりにリサーチしてみたよ。
サスティナブルはSustainable、つまり持続可能なという意味で、今ある資源を利用して、永続可能な環境を作るための配慮、取り組みなんかをいうことが多いように思います。プラスティックのレジ袋やストローを使わない、再生素材を利用するなどの活動でも注目されているよね。ファッションやビジネス、色々な側面からこの持続可能な社会を目指そうという活動は、少しずつでも認知されつつあると感じてます。
ではエシカル って?Ethicalって調べると倫理的っていう言葉が出て来たよ。consume(消費)という文字と合わせてEthical consumeと言ったりしてる。倫理的消費とでも言いましょうか?環境を配慮した倫理的、道徳的な消費活動ということ。
だから、安くておしゃれな洋服も、蓋を開ければ劣悪な環境下で作られた安い洋服だとしたら、倫理的に良くないよね。だからそう言った商品を買わずに、より環境的・人為的にも犠牲を払っていないブランドを購入する行動もエシカルになる。
それから、見た目にはすごく美味しそうなフルーツも、農薬を浴びるほどかけていて、それを防護もしない劣悪な環境下で作業する人がいたりして、毎年多くの労働者が病気に苦しんだり、亡くなったりしているような企業のフルーツだとしたら絶対に良くないよね。
企業の担う役割はもちろんだけど、消費する私たちの選択肢がそう言った企業を変える事になるかもしれないし、そういう意味でもエシカルは大切な行動になってくる。
できる所からエシカルな消費を
でもさ、はい今日からプラスチックを一切使いません!なんてできないし、エシカルな企業の服しか買わないなんてこともできない。でも興味を持って少しずつ行動するのが私たちのできることなのかなと思うのです。
そこで、私がニュージーランドに来てから少しずつ取り入れている日常の商品を紹介します。
Icebreaker
https://www.goldwin.co.jp/icebreaker/about/
これはニュージーランドのアウトドアブランドの1つ。日本公式サイトもあったので、ぜひ見てみてね!メリノウールを使用した商品は着心地がとても良い。かなり気回しているTシャツも毛玉にならず、すごく丈夫。(貧乏性なコメントすみません)
こっちはアウトドアスポーツが盛んなせいか、もしくは私が興味あるからなのか、結構多くの人がアウトドアウエアーを普段着に着ている。私もこっちに来てほぼアウトドアな洋服になっている気がする。
HP上にもTransparency Report(透明性のある報告)ってページがあって、生産から製作工程までを透明性を持って公開している。製品や環境にこだわった製品づくり、もそうだけどこう言ったサプライチェーン(原材料の調達から、製造、在庫管理、配送、在庫管理など商品が売られるまでの過程)をクリアにする事にもすごくこだわっている。私としてシンプルなデザインが気に入って買ったのが始まりなんだけど、調べたらすごく良い会社でさらに好きになった。
Earthwise
日本の公式サイトは見当たらなかったので、ニュージーランドのサイトになります。私が使っているのは、洗濯機用洗剤。日本人ママさんに教えてもらって使い始めたよ。やはり格安な洗剤より少し割高感は否めないけど、環境を考えて、地球に優しい商品を使いたいなと。スーパーマーケットで普通に購入できるから、選択肢に入れやすいよね。
Our products are made in our Environmental Choice Certified factory, using plant-based biodegradable ingredients and free from harsh chemicals too.
私たちの製品は環境認定された工場で作られていて、植物由来の生分解性材料を使用していて、環境に過酷な化学製品を使用していません。
ecostore
エコストアは日本でも比較的知名度の高いブランド。ニュージーランドではどこのスーパーにも商品があって、液体詰め替えコーナーがあったりもする。
我が家はシャンプーや石鹸、歯ブラシから歯磨き粉とかなりお世話になっている。香りもすごくいいし、環境にも体にもいいから使っていて気持ちがいい。ただ、日本円だと少し割高感が否めない。例えば歯磨きだとこっちでは$4.99だから、少し高めに見積もって$1/¥80としても、400円くらい?高いか。
でもね、こっちに移住して気づいたんだけど、結構生活用品や食料品が全般的に高い!長く住んでいる人に聞くと、確実にここ10年を比べても色々な値段が上がっているみたいだから(特に住宅はすごい顕著!!)ある意味インフレだよね。それに比べると、日本は生活用品や食品本当に安く手に入ると思う。なので、ニュージーランドではそこまで高級品な扱いにはなっていない印象。
エシカルガーデニング!?
私ができるエシカルな消費。これからも少しずつできる範囲で増やしていきたいと思っています!
でも、できれば大好きなガーデニングやイラストの仕事、アート活動でそれを生かしていきたいと考え中。そこでガーデニングで、すでに私が試みていてエシカルだったと思った事を紹介します。
- 化学薬品や殺虫剤は使わない
- 自家製コンポストの使用と、自家製液肥の利用(自宅の生ゴミでコンポストと液肥作りを始めました)
- 環境にあった植物選び
3つ目の環境にあった植物選びというのはかなり大事!!例えば、ここニュージーランドでは夏の乾燥が強いから、乾燥に強い多肉植物やガザニア、ゼラニューム などを花壇や鉢植えで植えるというのもエシカルな行動の1つだよね。だって余分な水をやらなくて済むでしょ。こちらではこの多肉をお庭や鉢植えで育てている人を多く見かけます。湿気もないし、冬も山間部は違うけど、雪が長期間降るなんてことは私の住むクライストチャーチ ではまずないと思う。あ、風は強いけど、、、。
私が今後やってみたいエシカルガーデニングは苗や種のスワップ(余った苗や種を交換し合う事)。そして、固有種の森を作ろうという活動がとても盛んなので、植林作業にも参加したい。すごく意味のあることだし、何より同じ共通の趣味を持つ人と知り合える楽しさもあるよね。
エシカルアートの挑戦
今現在私がやっているイラストの仕事では
- 裏紙を最大限有効活用
- 印刷しなくて済むものはなるべくデータで管理
これは意識しているかな。今後紙の使用頻度を減らしたいと、最近wacom intous pro paper edition(紙の書き心地を生かしたぺんタブレット)を購入したので、より紙の使用は減るかな。今できているのはこれくらい。
アート活動では、ネイティブプランツ(ニュージーランドの固有種)やネイティブバード(固有動物)をたくさん描いています。そしてもちろん私の大好きな日本の植物を描くことが多いから、絵のテーマや活動を通して、エシカルやサスティナブルにまつわるメッセージを配信してきたいなと思ってます。
環境っていうと、すごく大きな規模だから自分には関係ないって思っちゃうかもしれないけど、一人一人が意識して、できる範囲を実践するだけでも、かなり違ってくると思うんだな。そして、その小さな行動が集積すれば大きな力になる。地球や環境を変えるって壮大な夢のように思うけど、案外難しいことではないのかもしれない!?
エシカルな行動をすることで、サスティナブル な世界を実現する。これからも個人的にも実践していきたいし、ニュージーランドならではの取り組みも紹介していきたいな!